短篇小説など

好きなように書いてます
読みづらくてごめんなさい

現在は「彼女とぼくと。」を更新しています.*・゚ .゚・*.

序章_
私の人生は まるで傍らに捨てられた塵のようだ。
そう言い放った彼女は何処か遠くを観ていて その瞳は鮮烈に僕の心に突き刺さった。
僕は彼女が好きではない。
彼女を否定しているのではない。
だが 僕は彼女が好きではない。
水滴がこぼれたら消えてしまう 泡のような存在である彼女は 自分の人生を随分悲観的に観ているようだ。
僕は彼女が好きだ。
だが 彼女の人柄が好きな訳ではない。
彼女の人となりが好きな訳ではない。
僕は彼女が好きだ。
 きっとそうなるべくして生まれてきたのだろう 彼女は僕にとって人生の中心で 心臓、 彼女がいないと僕は息ができないのだ。
そんな戯言を吐く僕に彼女は銃弾を放った。
きっと君は僕が好きではないだろう。
それは僕も同じだ。
君は魂で、 心臓で、 腐った僕の天秤を壊し揺らすのだ。
空っぽな君は美味しいだろうか。
どんな味がするのだろうか。
純白のベールを被せて僕たちだけのキスを交わすのだ。
ああ、なんて素晴らしいんだ!
目の前にいる君を僕の物にできたなら。
空っぽな君に命を注げるだろうか。
君を愛せるだろうか。
君は僕を好きになるだろうか。
君は君を生きてくれるだろうか。
君が放った砂糖の弾丸の跡を、傷を、僕は、愛せるだろうか。
答えは否だろう。
2人は愛し合えないのだ。
、、、
僕はすぐに気が狂ってしまう、君のことを好きでは無いはずなのだ、
僕が好きなのは君であって君ではないのだ
君のことが好きな僕は僕であって僕ではないのだ、
僕を貫いた、この弾丸こそが君で僕なのだ、、
君という弾丸が、僕を殺すのだ。
いや、殺して頂けるのだ。
彼女が言うには死は救済らしい。
彼女の死生は美しくて儚いものだ。
彼女の死生によって救われる僕は幸せ者だろう。
理解できないだろうか、
いいや、出来ない方が狂っている。
彼女は太陽で、海で、母胎なのだ。
彼女は僕のすべてなのだ!

第一章
そんな彼女が沈んだのは、半月ほど前だった。
いや、2週間前だっただろうか。 正常な思考を抱いている僕は、日付を数えるのが苦手だ。
僕たち子供は、藻掻く力がない。 大人の理不尽な力に押さえつけられた僕たちは、沈んで海の泡になる他ないのだ。
それ故、足をもがれた人魚の君は、ただただ、沈むのを傍観していたのだろう。
君と出会ったのはいつだったか、満月が青白く水面に反射し光をつくり 此方に緩やかな影を見せていた
そんな重苦しい夜を打ち破ったのは 誰でもない君だった。
浮かんでいたのだ。人か、魚か、
魚にしては大きすぎる、人にしては細すぎる
これがなにかなんてぼくには到底分かりそうもなかった。

「××××___」
あの時、君はなんて言ったっけ。
ぼくは思い出せない。 思い出したくない。

まだまだありますがとりあえずぼちぼち更新しますね

サイト内コンテンツ

powered by crayon(クレヨン)